今回は船水選手のプレー解説、テーマは「フォロー態勢」です。
1G目のプレーですので、ゲームの中では割とラフなプレーとなります。
船水選手はおそらく、ボレーされてもいい気持ちでストロークを打っていると感じます。
速い打球を打とうとすると踏ん張るため、次のプレーが遅れます。
今回は緩くストロークを打ってすぐに次のプレーへ入れる態勢を整えています。
そして、1つ目のポイントとなるのが打つ場所です。
ボレーをされていいつもりで打っているので、フォローしやすい高さへ打っています。
フォローしやすいボレーとはどういうことなのか?
今回の打球の高さでは赤で表したボレーになるのが一般的です。
高さがあるとどうしてもバウンドも高くなり、ボレーの打球は滞空時間長くなります。
もし緑のように相手コートアレーゾーンに入るいい打球を打ったとしてもボレーされてしまうと
バウンドが低くフォローしにくい打球になってしまいます。
赤丸も緑丸も内田選手の手の届く範囲にかわりはありません。
現に今回は理想通り、ワンバウンドまでの滞空時間が長いため上松選手がフォローしました。
しかし、船水選手はワンバウンド時にすでにこの態勢です。
今回の場合は上松選手がフォローすると読んでそれほど踏み込んでいませんが、
確実に拾える状態にはなっています。
今回は以上です。
フォローの仕方は他にも多々あります。ボレーされてもいい自信があれば、
変な緊張なくストロークを打つことができます。そうすればミスを減らす事に繋がります。
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